the fan players

adidas Champions Cup 2015

欧州サッカーの熱狂的ファンが繰り広げるトーナメントバトル

PHOTOGRAPHY by DAI YAMAMOTO|TEXT by TOMOKO HATANO

11月3日(火)、5つの欧州名門クラブのファンプレーヤーが集結。トーナメントの頂点に輝くのはどのクラブファンか……。

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会場ゲートをくぐると、滅多にお目にかかることができないUEFAチャンピオンズリーグの優勝トロフィー“ビッグイヤー”が堂々と黙座!11月3日(火)、秋晴れの東京・豊洲はMIFA Football Parkで「adidas Champions Cup 2015」がオーガナイズされた。エントリーはManchester United FC、Real Madrid CF、CHELSEA FC、FC Bayern München、Juventus FCを愛して止まない15のチーム。顔ぶれも、ファッション系クリエーター、サッカーメディア、高校生、ミュージシャン、芸人などなどすこぶる幅広い。それぞれが各クラブのサポーター代表としてホーム・アウェイ・サードジャージーを纏い、トーナメントを戦った。

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印象的だったのが、音。選手入場時に流れるUCLの荘厳なアンセム。ゴールネットを揺らす快音、芝を激しく蹴る丁々、ピッチサイドやコート内から飛び交う歓声と怒号。遊びじゃない、ガチで王座を狙うプレーヤーたちの息づかいがリアルに感じられる。

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激しい予選リーグを抜け、8チームがさらにタフな決勝トーナメントへ。力を温存していたのか、ここへきて強さを加速させるチームがあれば、優勝候補と目されたが早々に敗退するチームも。予測不可能、下克上。もつれるシーソーゲームとPK合戦。そして、ファイナルの舞台には、LOVE ME DOのラブちゃん率いる「Love Me JAPAN」(Real Madrid CF/ Homeチーム)と、ファッションクリエーター集団「Carrefour」(Manchester United FC/ 3rdチーム)。唯一予選リーグから全勝を貫いてきた「Love Me JAPAN」だが、ワイルドカードで勝ち上がった「Carrefour」の鉄壁のDFが簡単にはゴールマウスを割らせない。しかし、粘り強く攻め続けた「Love Me JAPAN」が2-0で頂点を制する結果に。優勝の豪華プライズはFIFA CLUB WORLD CUPの決勝観戦チケット。ビッグイヤーを囲み、ウイナーボードを掲げる勝者が黄昏のピッチに誇らしい。

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